アメリカ大学進学(留学)|メリット・費用・入学方法



ゼロからのアメリカ大学留学成功道

はじめに

アメリカには、4000校以上もの大学(2年制&4年制)があると言われています。その数は、日本の大学の3倍以上となります。
なので、一言で「アメリカの大学へ留学する!」と言っても、無数の選択肢が存在します。なので、あなたにとって最適の大学進学先を選ぶことが重要なテーマとなります。

アメリカの大学へ留学するメリットとは?

アメリカの大学の講義風景

●大学留学のメリット1:専門知識を習得できる

アメリカの大学進学では、制度上、自分に関心のある学部を選ぶのが日本より容易にできます。そして、アメリカの大学の学部(Major)は、とてもバラエティーに富んでいます。中には日本では、なかなか専攻するのが困難な学部であっても、簡単に専攻することができます。

【アメリカの大学の学部の例】


・ビジネス学部
・コンピューターサイエンス学部
・バイオサイエンス学部
・工学部
・心理学部
・政治学部
・コミュニケーション学部
・会計学
・映像制作
・スポーツマネジメント学部
・マスコミュニケーション学部 など

●大学進学(留学)のメリット2:本物の英語が身に付く

仮に、あなたの英語レベルが、アメリカの大学留学前に、とても低かったとしても、4年後に大学を卒業する頃には、グローバルな社会でも通用するレベルの英語力を身に付けることができます。

実際、アメリカの大学の授業では、教授の言ったことをノートに取って、試験にパスするというスタイルの教育は一部に過ぎません。

大学の授業では、下記の様な課題が要求されます。それらを、語学力にハンディがある中、全力でチャレンジすることで、本物の英語力は身に付きます。

【アメリカの大学で課せられる3つのこと】

・リサーチペーパーの提出

アメリカの大学では、多くのコースでMid-term paper(中間の提出エッセイ)とFinal paper (学期末の提出エッセイ)の2つの論文(リサーチペーパー)の提出が求められます。教授からリサーチペーパーで高い評価を得るためには、英語の文献を読み込むだけに留まらず、時にはアメリカ人達にインタビューを実施することもあります。

また、英論文の構成を組み立てる際に、アメリカ人にも通じる論理的な考え方(Logical thinking)を同時に身に付けることができます。

・プレゼンテーション

アメリカの大学では、留学生であってもアメリカ人と同レベルのプレゼンテーションの質が求められます。プレゼンテーションには、個人で行うプレゼンテーションと、クラスメイト数人で行うグループ・プレゼンテーションがあります。特に、グループでのプレゼンテーションはメンバーとのコミュニケーションが重要です。日本人留学生の場合は、英語のハンディを負って、教授や他のクラスメイトから高い評価を得るプレゼンテーションのスキルが求められます。

・ディベート

日本の文化では、相手と議論して争うことは、必ずしもよいことではありません。しかし、アメリカでは、日常生活だけでなく大学の授業内でも、賛成(Pros)と反対(Cons)に分かれてディベートすることがあります。

反対意見を持つ相手を、論理的に負かすということは、アメリカ社会では普通にあることです。なので、倫理性を欠いた感情的な意見では、日本人留学生であるあなたが、ディベートに慣れ親しんできたアメリカ人の学生に勝利することは容易ではありません。

大学留学中、アメリカ人とのアメリカ人とのディベートを多く経験することで、英語力への自信は格段に増えます。

●大学進学(留学)のメリット3:グローバルなネットワークができる

日本で学生生活をしていると、他の国から来た人たちと接する機会は、それほど多くありません。しかし、アメリカの大学に留学をすると、アメリカ人の大学生だけでなく、色々な国から来た留学生と友達になるチャンスがあります。

アメリカの大学留学生活においては、単純に、英語の語学力が向上するだけでなく、世界の色々な国から来た留学生達の文化や価値観に触れ、考え方の幅が格段に広くなります。

アメリカで構築したネットワークは、インターネットが発達した今日では、卒業後に、アメリカを去った後、ビジネスでも活用できる可能性が多くあります。

アメリカの大学留学の費用って?

アメリカの大学留学に必要な費用の説明

アメリカの大学留学の費用は、進学するカレッジや大学によって大きく異なります。ここでは、代表的な4つのタイプを紹介します。

【ケース1:費用面 ★☆☆☆】

コミカレ2年間で準学士 (Associate degree)を取得

州立や市立の2年制のコミュニティカレッジ(コミカレ)は学費が安いです。2年間であっても、一般教養(リベラルアーツ)だけでなく、ビジネスやコンピュータのプログラミングなどを学ぶことも可能です。

【ケース2:費用面 ★★☆☆】

コミカレ2年間卒業後、州立大学の3年次へ編入。学士 (Bachelor degree)取得

2年制の州立コミュニティカレッジの単位は、州立の4年制大学への編入の際に100%認められるケースがあります。編入(トランスファー: Transfer)の制度を有効に活用することで、アメリカの大学留学の費用を大幅に削減できます。

【ケース3:費用面 ★★★☆】

州立大学(4年制)で学士 (Bachelor degree)取得

一般的には、州立大学は私立大学よりも授業料が安いと言われます。しかし、名門のカリフォルニア大学(University of California、通常UC)などの学費は、州立大学であっても、農村部に位置する私立大学の学費よりも高いこともあります。

【ケース4:費用面 ★★★★】

私立大学(4年制)で学士 (Bachelor degree)取得

私立大学の中でも、特に、ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(通称MIT)などの名門大学の授業料は高いと言われています。

●語学学校の授業料もアメリカ大学留学の一部

アメリカの大学へ進学する前の語学学校の授業風景
海外での生活体験のない日本人にとっては、語学力の面から、アメリカの大学の授業に、最初からついていくのはかなり困難なことです。ですので、多くの日本人の留学生は、プライベートの語学学校か、もしくは大学付属のESL(English as a Second Language)という第二言語としての英語を学ぶプログラムを受講して、英語力の底上げを図っています。

当サポートのお客様の場合、アメリカ出発時、英語レベルが中級の方は約半年間、語学学校で勉強をしています。アメリカ出発時に初級レベルの英語の方ですと、約1年間は英語コースを受けられています。

ですので、この語学学校の期間の費用も、アメリカ大学留学の一部に含める必要があります。

アメリカの大学への入学方法って?

アメリカの大学へ留学するために必要なポイント
アメリカの大学への入学方法は、大きく分けると3つあります。下記に、それぞれの入学方法の特徴を紹介します。

➊日本からアメリカの大学へ申し込むケース

各アメリカの大学には、アドミッション・オフィスという入学管理を担当するオフィスが存在します。入学を希望する大学のアドミッション・オフィスに、下記の様な必要書類を締切日(deadline)までに提出する必要があります。

大学への入学が許可された場合は、I-20という入学許可のドキュメント(学生ビザ取得の際の必須書類)がアメリカから日本の自宅へ郵送されます。

【アメリカの大学に提出するアイテム】

・入学願書(Application form)
・出願料
・高校時代の成績証明書、卒業証明書 ※大学生の場合は、大学のものも必要
・銀行の残高証明書
・志望動機のエッセイ
・TOEFLの公式スコア
・SATの公式スコア(名門大学などは必要)

➋アメリカの語学学校に在籍しTOEFLスコアを取得し大学進学

海外経験のない日本人にとって、アメリカの大学留学の前に、大学が留学生に要求するTOEFLのスコアを取得するのは、かなり困難なことです。

その困難とされる理由は、日本の小学校、中学校、そして高校の授業では、十分に習わない領域の英語の能力が、インターネット・ベースのTOEFL iBTでは求められるからです。

日本の学校では、下記の(1)~(3)の受け身の英語スキルを中心に学習します。一方、(4)や(5)の様に書いたり話したりする英語のスキルは、日本のほとんどの学校では十分に習いません。

アメリカの語学学校では、自身の不足した領域の英語力を向上させて、大学進学を目指すことになります。

【インターネット・ベースのTOEFLの試験内容】

●日本の学校で習う領域


1)文法&ボキャブラリー 
2)リーディング(読む) 
3)リスニング(聞く)

●日本の学校では十分習わない領域


4)ライティング(書く)
5)スピーキング(話す)

➌アメリカの語学学校と提携する大学へTOEFL免除で進学

日本人の留学生の中には、アメリカの語学学校で一定期間、英語を勉強しても、大学が要求するTOEFLのスコアまで到達できない方もいます。

その様な方は、語学学校の一定のレベルをパスすることで、TOEFLの公式スコアの提出が免除されて、語学学校が提携するカレッジや四年制大学へと進学することができます。下記の具体的な例をご覧ください。

【TOEFLスコア免除で進学できる大学の例】

例1:バンカーヒル・コミュニティカレッジ


(2年制、マサチューセッツ州)
・提携する語学学校のレベル14をパス(全18)

・TOEFL61の取得が免除

例2:カリフォルニア州立大学サクラメント校


(4年制、カリフォルニア州)
・提携する語学学校のレベル16をパス(全18)

・TOEFL71の取得が免除

(2019年時点)

>>TOEFL免除の条件付き入学の説明の詳細はココ

アメリカの大学の一般教養(General study)と専攻(Major)の違いとは?

●一般教養科目(General Study)【1~2年生】

アメリカの大学では、入学当初から専門的な分野を勉強するということはありません。入学当初は、General Study(一般教養科目)を通じて、広く浅く、様々なフィールドの学問を学ぶことができます。一般教養科目を学ぶ中で、自分の関心のある分野が明確になる留学生も少なくありません。一般教養科目には、下記の様なコースがあります。

【アメリカの大学やコミカレのリベラルアーツのコース例】

●English Composition(英文の構成を学ぶコース)

●American History (アメリカの歴史)

●American Politics(アメリカの政治学)

●General Sociology (社会学入門)

●General Psychology(心理学入門)

●World Literature(世界文学)

>>アメリカの大学・コミカレのリベラルアーツのコース例

●専攻(Major)

1~2年生のGeneral Study(一般教養科目)を通じて、関心のある分野の学問を3~4年生で専攻することも可能です。また、ダブルメジャーといって2つの学部を専攻することもできます。例えば、コンピューターサイエンスの学部と心理学の学部を2つ専攻して卒業するということも可能です。

条件付き入学できるアメリカの大学の一覧

語学学校が提携するアメリカの大学に入学する場合は、渡米前に、提携大学から、Conditional acceptance (仮入学許可書)を入手することも可能です。この仮入学の許可書を入手できる各語学学校の提携大学リストを下記に紹介します。

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