アメリカ社会人留学【体験記】30代で帰国後、外資系に転職成功!

学生寮の仲間達との写真

アメリカの語学学校の社会人寮にて(右端)

・お名前: Shogo Matsumoto様(東京都)
・留学期間:3ヶ月間
・タイプ: 語学留学



今回は、10数年間、日系企業のITコンサルタントとして働かれた後に、会社を休職され3カ月間、New England School of English(以下NESE)へ語学留学をされた松本照吾さんの体験談を紹介します。松本さんは、帰国後には、留学経験を活かして、アメリカの大手IT企業の日本支社へ転職され、グローバルな環境でITコンサルタントとして活躍されています。特に、今後留学経験を活かしたキャリアアップを考えておられる方は参考にしてはいかがでしょうか。

Q:なぜ、社会人で休職してまで留学したのですか?

私は、ボストンへ社会人留学する前、働きながら通信制のアメリカの大学のMBAプログラムを受けていました。授業はインターネットを通して英語で行われますが、現地の人とのリアルなコミュニケーションはできませんでした。本当にビジネスでも通じる英語でのコミュニケーション力を身に付けてみたいと思いボストンへの留学を決意しました。

Q:アメリカへ社会人留学をした率直な感想は?

はい、留学してよかったと思います。NESEでは文法、会話、記述にクラスが分かれますが、総合的に力を伸ばすことが出来たのではないかと思っています。比較的クラスでは積極的に発言をする方でした。どうしても日本人は受け身になりがちですが、恥はすてて、クラスを楽しんだ方が、自分の力になります。
語学力の伸びを一番感じたのは、今の会社への転職の2次面接の時でした。海外のメンバーとは電話での面接でしたが、自分の話したいことは相手に伝えることが出来たと思います。ネイティブの英語のスピードに付いていきつつ、簡潔に相手の求める返答をできた所がよかったのではと思います。

Q:では、日本での英語の勉強とボストン(アメリカ)での留学経験の一番の違いは?

まず、何と言っても、色々な価値観の仲間と触れ合う事ができ、視野が広がったという事ですね。私は、NESEの社会人専用の学生寮で生活していました。留学期間を通じて寮には日本人が私一人であり、常に英語を話す機会がありました。寮にはブラジル、ペルー、スペインなどの人が多く、クラスには弁護士や公認会計士といった方が多かったのは印象的でした。

Q:彼等からどんな事を学びましたか?

NESEではある程度は年代でクラスを分けているので、会話の内容は、日本人同士がする様な会話に近かったかもしれません。また、お互いの文化を尊重しながら好奇心から色んなことを聞いてみたりもしていました。
サウジアラビアの友達は、敬虔なイスラム教徒だったので、「毎日、お祈りするってどんな感じなの?」って質問したら「心身がキレイになるためのものだから、お祈りをしない方がたぶん体調が悪くなるんだよ」って教えてくれました。「でも、どうやってアラーの神の方角が解るの?」って質問したら「iPhoneアプリを使ってるから正確に方角がわかるのさ!」って答えが返ってきて、IT化されている所もあって面白い気付きがありました。今まで、日本の新聞やニュースでは、イスラム教は遠い存在に感じた所がありましたが、彼女のお陰で凄く近く感じました。

Q:NESEの授業はどうでしたか?

単なる語学だけではなく、アメリカや様々な国の文化等をお互いのコミュニケーションの中で学ぶことが出来て非常に刺激は多かったです。
ある日、先生が遅れてきた日がありました。そんな時、あるブラジル人のクラスメイトが、休んだ先生のモノマネをして授業を始めようとしました。みんな愚痴をいうどころか大爆笑でした。彼は成績が非常に良い生徒でしたが、先生の話し方(アイスブレークや質問の投げ方)をしっかりとコピーしているところで、観察眼の鋭さなど“真似をする能力”が彼のの強みだなと思いました。語学のひとつの本質は、はずかしがらずに真似をするところにあると思います。
また、ブラジルや他の南米の国から来た人達は、日本人の私から見ても文法が誤っている所が多くありました。でも、彼等は、それ程間違いを気にする素振りもありません。主語の「I」、述語の「Do」、目的語などが明確に相手に伝われば、相手とはコミュニケーションは成立するのだというシンプルだけどスゴク意味のある視点をもらいました。
あと、日本人の英語はフラットで、多少抑揚をつけているつもりでも、海外の人にはわかりにくいようです。多少大げさでも「emotion感情」を出して、相手の心に響くコミュニケーションが大切だって気付かせてもくれましたね。

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Q:確かにブラジルの人達は陽気ですよね!

はい、私もはじめはそう思っていました。ただ、私が仲良くしていたマルコスというブラジル人の友達は、結婚もして子供もいました。皆で話す時は、くだらない冗談を言って場を和ませる性格でしたが、二人で自分達の国での家族や仕事、将来のことなどを話していると、とても真面目な人間であることが解りました。留学した後は、国籍によるステレオタイプで人を価値判断しなくなりました。
通学は寮でメンバーと英語で会話しながら30分の道のりを歩いたり、Hubwayという自転車にのったりと様々でした。帰国前日はDavis駅近所のBarにて皆で送別会を行いましたが、もうこの生活ができないのだと思ったら、涙が込み上げてきました。

Q:ボストンでは、本当に素晴らしい経験をされていたんですね。これからが楽しみですね!では、最後にこれから留学を目指す方へ一言お願いいたします。

留学していると時間はあっという間に過ぎてしまいます。クラスの英語だけでは、おそらく100%の満足はないと思います。
積極的に“遊ぶ”、“学ぶ”機会はあふれていると思いますので、ボストンじゃなきゃできないことを探してみてください。

Qボストンのお薦めスポットは?

個人的に楽しんでいたのは学食巡りです。Harvard、MIT、Tufts等、大学の街ならではの楽しみだと思いますので、皆さんもお時間がありましたら色々いってみてください。

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※本日は、貴重なお時間を本当にありがとうございました。

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