ボストン留学のホームステイ成功8つのポイント

ボストンのホームステイについて

よく、留学を経験した人達から、ホームステイについて聞いてみると2パターンに分かれます。

まずは、「ホストマザーとは、帰国後もよくコンタクトを取って、本当の家族の様な付き合いを続けている」といった満足型のパターンです。
そして、もう一方は「ホストとは、相性が合わなかった。もう、二度と会うことはないだろう・・・」という不満型のパターンです。

ここでは、ボストン留学サポートのお客様達が、満足のいくホームステイでの生活を実現させたポイントについてまとめました。今後ボストンでホームステイをされる方は、ぜひ参考になさってください。

※アメリカ・ボストンの学生寮にも興味のある方はこちらもご覧ください。
➡(ボストンの学生寮の紹介

1.ボストンのホームステイ先ってどんな家族なの?

ボストンのホームステイには、ボランティアで留学生を受け入れるホストファミリーと、語学学校から受入れの対価をもらうホストファミリーの2タイプがあります。

ボストンへ語学留学する際には、後者のタイプとなります。だからといって、ホストファミリーのメンバーが留学生に対して、ビジネスライクに接するかというと、そうではありません。

彼等は、留学生を受け入れ受け取るお金を「子供の教育」や「住宅ローンの返済」に充てたりしているケースも少なくありません。

【家族構成】
これまで、お客様が滞在したホームステイの家族構成は下記の様に色々です。

 ➊若い夫婦と子供が同居する家庭
 ➋老夫婦2人生活の家庭
 ➌シングルマザーが子供を育てる家庭
 ➍おばあちゃん一人の家庭

日本人の若い方にすると➊の様な家庭のパターンが普通と思うかもしれませんが、アメリカのファミリーには本当に多様性があります。

下記の写真は、おばあちゃん(右から2番目)の一人暮らしのご家庭に私のお客様(左から3番目)や色々な国からの留学生達が共同で生活しています。

アメリカ・ボストンのホームステイの体験写真

ホームステイでのお客様(左から3番目)

2.多様性に富んだアメリカの価値観に慣れる

ホームステイでファミリーと円滑に生活する上で重要なことは、アメリカの多様性に富んだアメリカの価値観に馴染むことです。

アメリカの歴史は、移民の歴史とも言われます。ボストンに住んでいるファミリーも、ロサンゼルスやニューヨークなどの国際都市同様、下記の様に世界の色々な国と地域から移民してきた人達のバックグラウンドを持ちます。

 ➊ヨーロッパ系
 ➋南米系
 ➌アジア系
 ➍中東系

外見や宗教、先祖の出身国などは千差万別でも、アメリカに自由を求めて移民してきた人達の子孫であることには変わり在りません。

英語を母国語として、アメリカで生活する人達ばかりです。留学前の方は、ハリウッドの映画を見て「アメリカ人=金髪の白人」と思っている方もいるかもしれませんが、現実のアメリカは、多様性がある社会ということになります。

当初、日本で想定していた様な家族像と仮に異なる場合でも、あなたのホームステイファミリーは、多様性のあるアメリカという国の1ファミリーであるという認識が大切です。

3.言葉の壁を乗り越える方法とは?

【聞き直すことを恐れない!】
ボストンでのホームステイの生活がスタートして、みなさん一番最初に直面するのが「言葉の壁」です。

アメリカの語学学校に通って英語力を身に付けていても、ファミリーとの会話の中では、分からない言葉に意味も沢山あるはずです。
その様な場合は、恥ずかしがらずに、下記の様な言葉を使って聞き直してください。

・Please speak more slowly.(もっとゆっくり話していただけますか?)

・Could you say it again? (もう一度、おっしゃっていただけますか?)

日本人は、相手に嫌われることを恐れて、理解していなくても、わかったふりをしてしまうケースが多いと言います。
恥ずかしがらずに、聞き直す習慣を付けましょう!

【アメリカではYesとNoははっきり!】
また、Do Youで質問された場合は、Yes, I do. か No, I don’tではっきり返答してあげましょう。
日本では、断ると相手に嫌われるのを恐れて、曖昧な答えで濁すようなことも時として「空気を読む」という解釈で理解されます。
しかし、アメリカでは、それは通用しません。NOで断る時も、はっきり言いましょう。そして、その理由もしっかり言ってあげると、逆に好感度UPです!

4.通学方法と通学時間は?そして空港から家までは?

ボストンのホームステイは、どの語学学校からも地下鉄とバスで通学できる場所にあります。ボストンの市街地からは、20~50分程度で通学できるケースが多いです。

【地下鉄とバスの定期カードの入手】
地下鉄とバスは、MBTAという会社が運営していて、日本の様にJRと私鉄、電車とバスで別々に定期を買う必要はありません。

チャーリーカードのLink Pass(84.50ドル/月)を購入すれば、地下鉄とバスが乗り放題です。

チャーリーカードのイメージ

Park Street駅、Harvard Square駅、South Station駅などのメジャーな駅には、チャーリーカードの自動販売機が設置されています。現金だけでなくクレジットカードでも購入できる仕組みになっています。

【ホストファミリーのロケーション】
ダウンタウンにある語学学校のステイ先は、地下鉄オレンジラインのOak Glove行きの電車でMalden Center駅周辺か地下鉄ブルーラインのWonderland行きのOrient Heights駅周辺が多いです。
また、ハーバードスクエアにある語学学校のステイ先は、ハーバードスクエア駅からバスでベルモント、アーリントン、サマービルなどの郊外へ移動するケースが多いです。

(出典:Massachusetts Bay Transportation Authority)

注意)地下鉄オレンジライン(Forest Hill方面)のRuggles駅より南のエリアは、Roxburyなど治安が悪い場所も含まれます。夜間は、絶対に立ち寄らないことをお薦めします。

●到着初日、空港からステイ先に行くには?

ボストンのローガン空港から、ホームステイへの行き方は下記の3つがあります。

 ➊空港送迎サービス
 ➋タクシー
 ➌地下鉄とバス

➊の空港送迎サービスは、海外生活に不慣れな方にお薦めです。空港の指定の場所で、ドライバーが待っていてくれます。ステイ先まで、安全に送迎してくれます。語学学校によって価格は異なりますが、片道90~130ドル程が必要となります。

➋のタクシーは、以前に海外生活をしたことのある留学生の方が利用されます。もし、ステイ先が空港に近い様であれば、チップを含め20~30ドルのタクシー代で済んだ例もあります。

➌の地下鉄とバスは、ボストンを訪問した経験がある人にお薦めです。地下鉄とバスを併せても6ドル程で済みます。ただ、ボストンに慣れていても到着時間が遅い場合は、安全面もあるのでお薦めしません。
2349

夜のボストンの地下鉄の駅の雰囲気

【ホームステイへの到着時間に注意】
ホームステイへの到着時間に対する考慮はとても重要です。

ボストンのローガン空港への到着時間が遅いと、ホストはあなたが家に到着するまで待機していなければなりません。ホストによっては、次の日に早朝から仕事があるかもしれません。
夜11時など、到着時間が遅くなる場合は、空港近くのホテルに宿泊される方もいます。

例)ある語学学校の場合は、夜9時までにステイ先に到着しない場合は、事前の許可が必要です。

5.各家庭のファミリールールを知ろう!

留学生を受け入れる、それぞれの家族には、ファミリールールがあります。ディナーの時間、シャワーの時間と回数、門限などが代表的なものです。その他にも部屋の中では禁煙、部屋を出る時は必ず電気を消すなどというものもあります。

【シャワーは短く一日一回】
例えば、日本人とアメリカ人では水に対する考え方が違います。日本では「湯水の様に」という言葉がある様に、水やお湯を普通に沢山使います。毎日、湯船に浸かる文化も日本特有です。アメリカでは、昼か夜に1回、10分程度でシャワーを浴びるのが普通です。日本の感覚でゆっくりシャワーを浴びるのは避けましょう。

【ディナーは早目の家庭が多い】
アメリカの家庭は、6時に夕ご飯を食べる家庭もあります。食事が遅くなったり、友達で外食をする時などは、事前にホストに連絡をしましょう。
作ったものを誰も食べずにゴミ箱に捨てる様なことが続くと、人間関係にも影響します。

【門限には注意!】
ホームステイによっては、留学生が帰宅するまで、鍵を開けて待っている場合もあります。
あまり遅くの帰宅になると、アメリカ人のファミリーの翌日の生活にも影響します。
門限については、各家庭異なるので、最初にきちんと確認しておきましょう!

6.アメリカのホームステイの食事って?

朝食は、トーストやコーンフレーク、フルーツなどシンプルなケースが多いです。また、夕食に関しても、日本の様に和食、洋食、カレーライス、中華など様々なバリエーションがある家庭は少ないかもしれません。

食事に関しては、アメリカは淡泊と感じることがあるかもしれません。ただ、ここで知っておくべきことは、食事に関しても日本人が考える様にアメリカ人は考えないということです。

食事も含め、アメリカの文化に慣れることを心がけましょう!

7.部屋のタイプは1人部屋か2人部屋か?

語学学校によっては、ホームステイのタイプを1人部屋と2人部屋で選択できます。

1人部屋での生活ですと、プライベートがあるため、学校の宿題に集中できるメリットがあります。

逆に2人部屋の生活ですと、常に異なる文化の留学生との共同生活になるので、アメリカ以外のヨーロッパ、南米、中東など異なる国の価値観を学ぶことができます。

あなたの留学の目的に合わせ、ホームステイの部屋のタイプを決めてみてはいかがですか?

8.週末ホームステイはどこかへ連れて行ってくれる?

ロサンゼルスや多くのアメリカの町は、自動車での移動が基本になります。自動車の運転ができない留学生は、ホストにどこかに連れて行ってほしいと思うかもしれません。

しかし、地下鉄とバスが発達しているボストンでは、週末であっても語学学校の友達などと自由に行動することができます。ボストン美術館、ボストンレッドソックスの試合、市内観光などはすべて地下鉄とバスで可能です。なので、あえてホストにどこかに連れて行ってもらう必要がないのがボストンのホームステイの魅力です。

fenway

週末は、学校の仲間達と大リーグ観戦!

9.ボストンのホームステイ費用&相場って?

ホームステイの費用は、お申込みされる語学学校によって異なります。
多くの語学学校は、1週間の滞在価格が食事付きの値段で算出されます。2017年時点ですと下記の様なものが相場となります。

【ホームステイ費用1人部屋】
225ドル/週(朝食・夕食付き)

【ホームステイ費用2人部屋】
275ドル~300ドル/週(朝食・夕食付き)

1人部屋のホームステイ費用の例

4週間 1100ドル(11万円)
8週間 2200ドル(22万円)
12週間 3300ドル(33万円)
16週間 4400ドル(44万円)
20週間 5500ドル(55万円)
24週間 6600ドル(66万円)
28週間 7700ドル(77万円)
32週間 8800ドル(88万円)
36週間 9900ドル(99万円)
40週間 11000ドル(110万円)
44週間 12100ドル(121万円)
48週間 13200ドル(132万円)

<1ドル=100円換算>

2人部屋のホームステイ費用の例

4週間 900ドル(9万円)
8週間 1800ドル(18万円)
12週間 2700ドル(27万円)
16週間 3600ドル(36万円)
20週間 4500ドル(45万円)
24週間 5400ドル(54万円)
28週間 6300ドル(63万円)
32週間 7200ドル(72万円)
36週間 8100ドル(81万円)
40週間 9000ドル(90万円)
44週間 9900ドル(99万円)
48週間 10800ドル(108万円)

<1ドル=100円換算>

※上記のホームステイ費用以外にも語学学校によっては、Housing Placement Fee(ホームステイを手配する費用)としてプラスで100~200ドル程必要となる語学学校もあります。

10.ホースステイのお客様体験談を読む

体験談その1:松永さん(社会人・女性)

体験談その2:平野さん(学生・男性)

ボストン留学ガイドのプレゼント お問合せ