今回のアメリカ大学留学成功道の動画

第7章・前半:リサーチペーパーのポイント

1)人の心を打つ文章が、語学力の劣る留学生の突破口!
2)社会学部のHonor になったリサーチペーパーのポイント
3)チューターの有効活用でペーパーの質が決まる

【動画内容】

今回は、アメリカの大学の論文(リサーチペーパー)のポイントについてお話します。

私は、アメリカの大学留学を、英検4級レベルのほとんど英語ができない状況でスタートしました。しかし、卒業時には、Golden Key Honor Societyという全米の優秀学生の組織に表彰されたり、マサチューセッツ州立大学の社会学部の代表として卒業することができました。

上記の肩書きだけみると、皆さんは、私が相当、文章を書く才能があったのではないかと思うかもしれません。しかし、私はボストン留学する前、日本の高校では、日本語ですら作文など、まともに書いたことはありませんでした。

中学や高校の夏休みの宿題に読書感想文がありました。書き方もよく分からなかった私は、ただ、自分が思ったことを、順番に文字にして、規定の枚数に文字を埋めて提出するだけでした。

もちろん、そんな程度でしか作文に取り組んでいなかったため、表彰されることなど1度もありませんでした。

そんな私が、気持ちを入れ替え、目標達成のために論文を一生懸命書くようになったのは、何年もたったボストン留学中のことでした。

●アメリカの大学で論文を楽に書くコツって?

アメリカの大学時代を思い出すと、論文を書くこと自体が難しいと思ったことは殆どありませんでした。

それは、私自身が、好きなことをテーマに選んで論文を書いていたというのが最大の要因です。
本当に、自分が心から疑問に思う様なテーマを追求できる環境がボストン留学中には常にありました。

私が州立大学を卒業する際に、学部代表に推薦してくれた教授が紹介文に書いてくれた文章がここにあります。

Shiko Komatsu is interested in intellectual ideas, particularly between Asian and Western societies and cultures.

「私は、アジアと西洋の社会や文化に関する知的な考え方に関心を持っていたという説明がされています。」

日本の高校時代、私は一度も、知的な考えを持つ人間だと褒められたことなどありませんでした。

この教授の言葉が意味するのは、人間は好きな事なら一生懸命になれ成果も出せるということだと私は解釈します。

スライド42

皆さんの中には、将来、就職活動があるので、学部や研究テーマを就活に有利なものにすべきか悩んでられる方もいると思います。
仮に、自分の心から関心のない分野で2~3年間も勉強するのは、正直つらいです。
アメリカの大学は、筆記試験だけでなく、論文提出が多いので、深い関心がないのに、深い内容の論文を書くのは困難です。


次は、論文を書く内容、そしてそれが将来、役に立つかなどと考えておられる方もいると思います。
私の経験からすると、どんな内容であれ、一生懸命頑張り、人から評価されたものは、将来、形を変えて人生のプラスになっていくと思います。
私が、今、この様なサポートをさせて頂けるのも、ボストン留学での経験があるからです。


ここで、大学のリサーチペーパーを最大限に活用して就活を成功に導いた例を紹介します。

マサチューセッツ州立大学に私が通っていた頃の日本人の友人の話です。

彼は、今、海外で大きな活躍をしています。そんな彼は、当時から斬新のアイディアを持っていました。実際「大学のアカデミックな部分」と「卒業後のビジネスの部分」を上手くミックスさせて就活に臨んで成功したのです。

当時、彼が専攻した地質学(Geology)という当時でも結構、地味な学問でした。一般的には、ビジネスやコンピューターサイエンスなどが人気でした。

ただ、ここで重要なのは、彼はその学問を自分が興味があるだけでなく、社会のニーズもあることを事前に察知していたのです。

GPSという位置情報を計算する仕組みは、今日では、Googleマップなどで、普通に使われています。しかし、GPSがメジャーになる前、彼は地質学のテーマでGPSを選択して研究しました。

【ボストンキャリアフォーラムへの参加】
そして、彼は、毎年11月にボストンで開催される世界最大級の日英バイリンガルの就活フェアのボストンキャリアフォーラムに参加しました。
そこで、某大手IT企業の人事担当に、大学でのGPSに関する自分のテーマをプレゼンしました。

その結果、その友人のテーマに企業の人事は強い関心を持ちました。そして、翌年のボストンキャリアフォーラムで、人事にもらった課題を、提出した結果、その会社からすぐに内定がでました。

そして、私の友人は、今もグローバルにIT業界で活躍しています。


多くの場合、勉強というとアカデミックな部屋の中だけのものと捉えがちです。しかし、私の友人の様に、将来、どうしたいかを学生のうちから考え、そのリサーチを大学という器を使ってやるという考え方も存在します。

人それぞれ、アメリカの大学の学びに対する考え方は異なります。ただ、これまで、逆境をチャンスに変え、なお今も活躍する先人達のやり方を参考にするというのもありだと思います。

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