RealityとTruthの違いが曖昧な日本語が英語で問題に!?

文: ボストン留学サポート・小松志行

留学すると、まず、アメリカ人の先生達に問われる事があります。それは、”What’s your opinion?”つまり「あなたの意見は何ですか?」という質問です。

多くの日本人は、それに対し「私の意見は・・・です!(My opinion is …!)」とはっきり答える替わりに「えー、一般的には・・・です。(Well, generally speaking…)」と答えてしまいます。その結果、アメリカ人に「私は、一般論が聞きたいのではなく、あなたがどう考えているかが聞きたいんだ!」と言われてコミュニケーションが成立しません。

では、なんで日本人は、こんな曖昧な答えをしてしまうのでしょうか?これは、私の意見ですが、日本語では、Reality(現実)とTruth(真実)の区別が西洋文化程ないからだと思います。(かなり、私がUniversity of Massachusetts時代専攻した社会学的見解ですが。。。)

日本人にとって『本当の事』っていうと一般的に『現実』つまり『身の回りに実際に起こっている事』を想像しませんか?ほとんどの日本人が『真実とは・・・』なんて言って行動していたら、ちょっと変な人に思われてしまうのではないでしょうか?

一方、アメリカ人はどうでしょうか?彼らは、会話の中で『真実は・・・(The truth is …)』という言葉をよく使います。おそらく、Truth(真実)というのは、「内面的に本当のこと」だと私は解釈します。

この違いは、文化とか宗教観とか様々な要素が起因していると思いますが、あえてこのコラムでは触れません。しかし、一つ言える事があるとするならば、このような根本的な日本と西洋の考え方の違いが存在するという事を、日本人は英語教育の中で教わる機会がなく、留学してもこの事に気付かずに生活し、外人と上手くコミュニケーションできずに帰国する方々も実に多いという事です。

私は、University of Massachusetts時代に、このテーマに関する論文を大学内で発表し、アメリカ人にも一定の評価をされた事を考えると、まんざら空論でもない気がします。表面的に「reality = 現実」「truth = 真実」と試験問題で回答できても異文化の人達が日本人と同じように言葉を解釈しないという事実を知っていないと、異文化とのコミュニケーションは成立しないでしょう。そういう意味で、留学経験というのは、色んな文化の価値観を肌で感じられる素晴らしい経験だと思います。
これからは、留学経験をした先人の知恵と、これから留学にチャレンジする方の行動力がミックスされると、今までより更によい物が生まれると思います。ボストン留学サポートは、そんなチャレンジを応援します!

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