留学体験記:7ヵ月間のNESE留学生活レポート(後半)

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今回は、New England School of English (通称:NESE)へ社会人留学された松石紀子さんの体験談の後半をお届けします!是非、ご覧になってください。

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●ボストンで学んだ3つの大切な事

1)自分と対峙できた時間が持てたこと。自分を見つめなおせた場所がボストン

 Bostonはカルチャーが根付いた、大変落ち着いた、美しい町です。研究員が多く、その土地柄が、内向き=internalであるがためか、研究員がそれぞれの専門分野の研究に集中できる環境がハード・ソフト面ともに、十分整っている印象を受けました。自分の研究や学び、そして自分自身と向き合えるところがまさにボストン。

この年齢になり、学生生活を再体験。毎日学校に通い、宿題に追われる日々。金曜日や週末はお友達と飲みに行ったり、日帰り旅行に行ったり、買い物、コンサート、野球観戦、Partyと、学生気分に浸りながら、ボストンでの生活を心底楽しみました。しかし、それとは別の次元で、もっと内在的な部分、内なる自分=self、自分の心に常に問いかけ、向き合ってきました。日本にいたら、日々の生活に追われ、冷静に自分の生き方等を見直すということなど、まったく不可能なことだったと思います。3か月ほど経ち、毎日変わらぬ生活の中で、ちょっと勢いを失いかけていた時、自分は何のためにボストンに来たのか?何を学びに来たのか?これから何をしていこうと考えているのか?、、、とどのつまり、ボストンに来た意味を悟るべく、何度も自分の心に問いかけ、向きあってきました。こうして、ゆったりと静かな時間を過ごしてきたことで、帰国してからの私の生き方に気付くことができたことは、この上もない貴重な経験でした。

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留学生活でスランプに陥った時に、ハーバード大学に架かった虹。心が晴れました!


2)型にはまらない伝え方を実践。ゼロから何かを生み出すのが苦手な日本人

あくまでも一個人としての見解ですが、欧米人は、ないもの=ゼロの中から考え、生み出す、作り出すのが得意であり、ないものからなにかを作り出しているとき、まわりや相手は関係なく、自分が楽しいと思うこと、自分が楽しむことを大変重要視しているように思います。一方日本人は、既存のもの、与えられているものをきちんとこなす、そしてそれをなにかにtransform、modifyして、私たちのライフスタイルに合ったものに作り変えていくのが得意であり、こういった民族の特性の差異を、多かれ少なかれ、感じてきました。コミュニケーションにおいても然りで、日本人は、一度自分の言いたいことを日本語の思考回路に合わせて、考え、整理して、型=文法の箱に入れてから言葉を発するので、まわりの会話に乗り遅れてしまいがちです。日本の教育では、まず正解があって、それを正確に導けるために訓練することを重視しています。Harvestの授業では、先生が教えない。先生が答えを教えない。先生がどんどん学生に質問し、そこで考えたもの、考えてたどり着いたものが答えというスタンスで教育していると。まさに、ゼロからの教育です。日本とは真逆です。プロセスにおいて考えたことが大切なことで、ここで生み出したことが答えだという発想です。
一般的に、日本人は、きちんと正確に話そう、正しい型にはめて間違いないように話すことをまず考えます。英語は、大変flexibleな言語。コミュニケーションの基本は、Be simple and clear!! 難しい単語なんて必要ない。間違いを恐れず、簡単な英語で十分対応できると、留学中に再確認しました。他の言語と語学的なハンディキャップがあるのは否めませんが、日本人は、大変友好的で、真面目に学びます。そして、いかなる環境にも民族にも順応できる特性を持ち合わせています。これは、他の国からの学習者から称賛されていました。NESEの日本人留学生のほとんどは、かなりスキルアップして帰国していますし、次の夢を抱いて、動きだしている人もいます。今の日本人は、群れないし、とてもインターナショナルです!!

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ヨーロッパ、南米、アジアと文化を超えた仲間達と中華レストランで(左から2番目が私)


3)一流のhospitalityって?型にはまったhospitalityに違和感

帰国して最初に違和感を持ったことは、日本の誇張しすぎた接客です。日本を離れる前は、なんとも思っていなかったことですが、、、日本のお家芸である本来の“おもてなし”は、滝川クリステルさんのperformanceで話題となった“お・も・て・な・し”、、、ではなく、さりげない気遣い=“おもてなし”であるはずが、まるで合唱団のようで、機械的に聞こえてなりませんでした。もちろん、すべてではありませんが、unisonでsynchronicityを強調している接客、マニュアル通りの言葉の使いまわし、ちょっとわざとらしい笑顔、お客さんが喜んでいないhospitalityはhospitalityではないはずですが、妙に耳に憑いて仕方ありませんでした。ボストンでは、いいも悪いも、あまり賛成できないおもてなしが多々あり、それに慣れてしまったのか、しょうがないわ、とさらっと流せるようになっていました。日本の接客は素晴らしい!と感じていたはずなのに実はぴんきりだった?ボストンでは、カフェで飲み物や食事を待っているとき、大声で名前を呼ばれ、なにか悪いことをしたかしらと、こちらが気をつかってしまうことが多々ありました。しかし、中には素敵な笑顔で気軽に話かけられ、名前を覚えてくれたりと、こういったwarmheartedな雰囲気と会話を交わすちょっと瞬間、数分間がなんて楽しかったことでしょう。
日本のhospitalityとは、無言の優しさ、思いやり、相手の心を読み取って、さりげなく振る舞う気遣いです。そこには、優美さや柔和さが満ち溢れています。相手に“やってあげてます”的な、わざとらしい振る舞いは、決して日本流、一流とは言えません。ただ単にやさしい言葉、笑顔を振る舞えばいい、、、ではない、それを超越しているものが、日本のおもてなしなのです。

●これからボストンへ留学される皆様へ

 日本を離れ、異国の地で生活することで、日本では味わえないような素晴らしい経験や出会いがあると同時に、当たり前だったことが当たり前でない現状に直面し、困惑することもあるかと思います。しかし、自分になりに考え、異なった環境に自らを合わせていくことで、新たな発見や気づきがあります。一日一日、無駄はありません。きちんとした目的意識をもって、充実した、濃度の高い留学生活をおくってください。そして思いっ切り、楽しんで!!

●私のボストンお気に入りSPOT

 数ある中、特に、パン好きの私のお薦めcaféをご紹介します。

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ボストンはカフェ巡りできる程、個性のあるカフェが沢山!


・Crema Café~Harvard Squareにあるcafé。パン好きの私にとって、ここのサンドウィッチはどれも美味で、大満足!!特にcremaサンドは私の一番のお気に入り。チキンとコーンと特製ドレッシングとのコンビネーションが絶妙。サンドウィッチについてくるsweet potato chipsがこれまたおいしーーい!!日本ではサンドウィッチと言えば、ポテトチップ。さつまいものチップは、未だお目にかかっていません。トマトビスクのスープもたまらなくおいしいです。ちょっとはまりました。

・Flour~Red LineのCentral とMITの間にあるcafé。大人気店だけあって、いつも長蛇の列。デニッシュ、サンドウィッチ、スープ、そしてサラダ、どれもアメリカの定番ですが、オイリーじゃないのがうれしい。特にサラダは、ビネガーが程よく効いていて、私好みでした。毎週末通っていたので、名前覚えられていました。

・Tatte~Red LineのKendalから徒歩5分程のところ。とても清潔感のあるきれいなcafé。サンドウィッチ、タルトが有名で、どれも魅力的ですが、特にナッツたっぷりのタルトは超人気。また、Shakushukaというトマトベースの卵付き伝統料理(パン付き)は、なんだか妙にほっとする味。

・その他、Harvard Univ.やMITの博物館、ボストン美術館、サムエルアダムスブリューワリー、クインシーマーケット、、、などなど、切がありません。ボストンは大変コンパクトな町。どんなところでもsubwayで行けますが、やはりボストンは、歩いて感じる町。是非、歩いて、ボストンの空気をおなか一杯吸って、そして感じてください。

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