日本教育は「理系か文系」、米国教育は「オール・サイエンス」

2010 年 7 月 19 日
カテゴリー: 全ての記事 — admin

文: ボストン留学サポート・小松志行

日本の教育では学問が理系か文系かに分類されます。そして、私の解釈では、2つのカテゴリーが下記のような意味合いを持っていると推測します。
●文系: 文学などの文字により理解する学問
●理系: 数字や公式などにより理解する学問

しかし、アメリカの教育では、日本でいう文系とか理系の区別がありません。その理由としては、アメリカ人が全ての学問をサイエンス(科学)であるという考え方を持っているからだと私は考えます。

サイエンスとは、『仮説⇒分析⇒実証』のプロセスから成り立つ実証的なものの考え方です。例えば、私が専攻した社会学(Sociology)は、日本では「文系」に分類される学問ですが、アメリカではSocial Science(社会科学)とも言われサイエンスの一種です。社会という観点からサイエンスする学問だとアメリカ人は考えます。実際、私の母校University of Massachusettsでも、3年生になるとSocial Researchというクラスがあります。学生達が自ら仮説を立てリサーチするこの授業では、私も米国学生達のドラッグに対する意識調査をする為、学生の母集団の中からサンプリングし調査した経験もあります。それは、文学的な思考ではなく明らかに理系の分析的な思考を使いました。

アメリカにおいては、社会学に留まらず、全ての学問において上記のようなプロセスを学びますし、社会に出た後も、この科学的な物の見方が大切であるとされます。なので「難易度の高い●●学部を私は卒業できた!」よりも「●●学部を通じ分析するプロセスを学んだ!」ということのほうがより重要とされるでしょう。それは、社会に出てから多くの事に応用ができるからです。

私の場合も、正直、10年前にアメリカの大学で学んだ知識など殆ど覚えていません。しかし、「仮説⇒分析⇒実証」のプロセスは、自分自身でビジネスをするようになってからも常に役だっています。

実践的な学問を学びたいという方には、アメリカ的な教育の発想もよいと私も思いますが、皆さんはどう思われますか?

tufts-university

              アートの分野でも科学的な物の見方をする米国教育
              名門タフツ大学のアートクラスの授業風景

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留学で夢をつかんだ方の実体験 ~その1~

2010 年 7 月 6 日
カテゴリー: 全ての記事 — admin

文: ボストン留学サポート・小松志行

皆さん、『留学で夢をつかんだ方の実体験って興味ありませんか!?今日は、ボストン留学サポートのパートナー様でもあり、自ら社会人を経験した後にボストン留学され、帰国後、外資系のクルージング会社(海外と折衝し英語を毎日使うお仕事)に就かれたチエコさんを紹介します!

チエコさんは、子供の頃からの夢、『アメリカ留学』を実現したいと願い、高校卒業後、大手の信販会社で会社員を6年間勤めあげられ、留学資金を自ら蓄え、ボストンのQuincy Collegeを1年半で卒業しました。そのあと、外資系のクルージング会社(豪華客船を扱うシンガポールの会社)へ転身され目標を達成した方です。信念を曲げず、実践する彼女の姿勢は、きっと今後、留学を目指す多くの人達の大きな目標になっていく事でしょう。先日、チエコさんへインタビューした内容をまとめましたのでご覧ください。

●『自分で貯めたお金で留学した』意味の深さ

留学をするのは、小さな頃からの夢でした。なので、ボストンへの留学が実現できた時は本当に嬉しかったです。ただ、同時に、私の場合、自分自身で必死になって貯めた留学資金なので、無駄にはできないという現実的な視点も常にありました。
実際、1ヶ月間、ボストンで生活する為に日本で何ヶ月も努力しなければいけないかを知っていましたので。

時間の大切さを切実に感じたので、時間がある時は、授業後でもQuincy Collegeのカフェテリアでアメリカ人や他の国から来た留学生に毎日話しかけていました。日本人の女性は、シャイで自分から話しかけないので、最初、アメリカ人達は私の事を元気のいいチャイニーズだと思っていたようです。後で私がジャパニーズだと判ったら驚いてました!(笑)」

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多くの学生が集うQuincy Collegeのカフェテリア

●英語が身に付いたのは実は「anger(怒り)だったんですよ(笑)」

私は、日本で何年か英会話スクールにも通って英語を勉強したいましたので、正直、留学しても何とかなると思っていました。でも、それは誤りでした。日本で習った英語のスピードとか発音では、本当のネイティブとの会話には全くついていけなかったんです。

例えば、日本にいる英語の先生だと「 Can you pick it up my key?」を「キャンユーピックイットアップマイキー?」ってハッキリ全ての単語を日本人が聞きとれるように発音してくれるんです。ネイティブは「キャンユーピキリアップマイキー?」を子音の部分を省略します。
また、アメリカ人の口語はほとんど省略した言い回しなので、それを知らないとコミュニケーションになりませんでした。
★日本にいる英語の先生⇒〔I am not going to play tennis.〕〔アイアムノットゴーイングトゥープレイテニス〕
★現地アメリカ人⇒〔I am not gonna play tennis.〕〔アイムノッゴナプレイテニス〕
と同じ意味ですが、実際聞き取るとそのスピードは予想していた以上に早く、まったく違う意味のように聞こえた事に戸惑いました。

最初は、何を言っているのかさっぱり解らなかったんですが、ある出来事をきっかけに、私の英語は飛躍的に進歩しました。

ある日、日本人の留学生達4名とタクシーに皆で乗りました。タクシードライバーは、日本人はお金を持っていて、余分に請求してもビビってお金を出すだろうと思ってか、わざと遠回りをして2倍の額を請求をしてきたんです。男性の留学生の1人が、2倍の金額をトラブルになるのを恐れ、高いと判っていて”Thank you”と言ってなんの疑問も持たずに支払おうとした時、凄く怒りを感じました。そこで、私は”This is ridiculous. I’m not gonna pay such a fucking  amount, ok?(これバカげてるよね!こんな額、払える訳ないでしょ!!)” 私達は、請求額の半値でタクシーを降りた後、その日本人の男の子は目をキョトンとした表情で立ちすくんでいました(笑)

英語が得意でもなかった私が、怒ってでも、納得できない事に、真剣に向き合った事が、1年半という短期間の留学でも、後にビジネスでも使える程の英語の成長に繋がったんだと今では思ってます。

●本当の実力で勝ち取った外資系企業へのステップアップ!

私の場合、高校を卒業して6年間、日本の信販会社で働いて、1年半短大で学びAssociate Degree(準学士)を取った状態での就職活動でしたので、アメリカの4年制大学を新卒で出た留学生の方達と同じ土俵で就職活動する事ができませんでした。

ただ、私には、社会人としての経験と、自分の力でアメリカの短大を卒業したという自信がありましたので、負い目を感じる事はありませんでした。

就職活動中、知人の紹介で外資系のクルージング会社の仕事のオファーがありました。私は、船酔いもするので、クルージングの会社で働けないかもと御断りしようと思ったのですが、「船に乗って頂かなくて結構です。英語で経理の仕事ができる方を探しておりますので、是非来てください!」とのラブコールを頂き、転職を決めました。

シンガポールが本社の会社の日本支社でしたので、現地との折衝や調整は全て英語でした。アメリカ人の発音と違ってシンガポール人の英語のアクセントは、シングリッシュと言われるくらい独特で「OK!」を「Ok lar !」〔オッケーラ!〕って言ったりして、聞きとるのに苦労しましたが、シンガポールの人達の考え方を理解するうちに、内容を理解できるようになるのに時間はかかりませんでした。

今の私があるのも、ボストンでの留学生活が大きかったと思います。また、同時にこの街の素晴らしさを、これから留学したいと思う方達に伝えたいです。

quincy-college
チエコさんが通ったQuincy Collegeはボストン中心地から地下鉄で15分程

【Quincy Collegeの情報】

学校名 Quincy College
Webサイト http://www.quincycollege.edu/
タイプ 公立/2年制大学
立地 Quincy市 (ボストン市街地から地下鉄で15分程)
年間コスト ●授業料: $5,040 (45万円程)】 
●生活費: $11,880 (100万円程)】
●合計費用: $16,920 (145万円程)
卒業迄の期間 1年半~2年間
専攻学部 ● リベラルアーツ(一般教養学部)
● ビジネス学部
● コンピュータサイエンス学部
● 芸術学部

★★★短大進学に関心のある方へ!★★★

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■ネイティブの発音に対応する方法
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